「宿題をするたびに大泣き」繊細気質な子どもの“癇癪”に疲弊…当事者が語る、親としてやってよかったこととは?
こんにちは。繊細気質(HSC:Highly Sensitive Child)な小学生の娘を育てる母、びす子です。 16年間で約15倍に増えた発達障害だが…医師が警鐘を鳴らす、今増加する「発達障害“もどき”」とは 入学してからしばらく頭を悩ませていたのが、子どもの宿題癇癪。 「ちょっと線がずれると大泣き」「お手本通りに書けなくて怒る」 何度も書いては消してを繰り返したプリントは、常にぐしゃぐしゃの状態でした。 それが小学3年生になった今では嘘のようになくなり、マイペースに宿題をこなしています。 今回は癇癪が落ち着くまでにやってよかったことをまとめてみました。
癇癪の原因は宿題だけじゃない
宿題で泣く姿を見ると「勉強が嫌いなのかな」と考えてしまいがちですが、実はそうではないというパターンが多いんです。特に繊細気質な低学年の子は、毎日学校へ通うだけでヘトヘト。当時どんな心境だったのか、小3の娘に聞いてみたところ⋯⋯ 「帰ってやっと休めると思ったら宿題をやらなくちゃいけなくて絶望だった」 とのこと。たとえプリント1枚だとしても本人にとっては大仕事です。 しかも繊細っ子は完璧主義であることが少なくありません。やるからには完璧にしたい、失敗は許されないと自分で思い込んでいます。そうなるとますます絶望感が増しますよね。 そのため親としては「どうやって勉強嫌いを克服させよう」ではなく、「どうしたら心が軽くなるかな」という視点で接するのが、宿題癇癪を脱出する近道となります。
泣き出したら、どうしてほしいか聞く
まず宿題を前に子どもの感情が乱れてきたら、親があれこれ考える前に「今日はどうしてほしい?」と直接聞いてみることに。というのも、うちの子いわく、日によって放っておいてほしい時とそばにいて励ましてほしい時があるらしいのです。ややこしいですね。 それを知るまでの私は、間違った方に察して行動して、上手くいかずにイライラ。これはお互いにとっていいことにならないなと思い、途中からどうしてほしいか直接聞くスタイルに切り替えました。 すると、間違った対応をして軌道修正するムダな時間が激減。察するより直接聞いたほうが早い上に、子どもとの対話も進んで一石二鳥でした。