絵を描くヒツジ「バァンクシー」 南アフリカ
(c)AFPBB News
【12月21日 AFP】南アフリカ・西ケープ州にある家畜動物の保護施設には、驚くべき「芸術家」がいる──「バンクシー」ならぬヒツジの「バァンクシー」だ。 「バァンクシー」は2022年生まれで、生後すぐの子羊の時に保護された。当時、この施設には世界的に有名になったブタ画伯「ピッグカソ」がいた(今年初めに死亡)。施設の設立者であるジョアン・レフソンさんによると「バァンクシー」は、このブタ画伯「ピッグカソ」に影響を受けたのかもしれないという。 農場管理の担当者がヒツジたちの毛刈りをしていた際、バリカンの刃にはさまった毛をピッグカソが使っていたブラシで取り除こうとしていた。その担当者がブラシを床に落とした時、「バァンクシー」がそれをくわえて納屋の扉にペンキを塗ろうとしたというのだ。 「バァンクシーはピッグカソが絵を描くのをよく見ていました。ピッグカソを見て、きっと筆のくわえ方や絵の描き方を覚えたのだと思います」とレフソンさんは話した。 また、あらゆる家畜動物を施設で保護しているレフソンさんは「動物による絵画やアート」という方法がポジティブで創造的なプロジェクトになったと語った上で、「バァンクシー」のアートがより大勢の人を魅了し、物事の見方が変わるきっかけになることを願うとも話した。 映像は6日撮影。(c)AFPBB News