【中山大障害】馬具変更も視野!総合力高いニシノデイジーが巻き返しを狙う
中山大障害 ニシノデイジー 高木登調教師 ――前走の東京ハイジャンプは11着でした。レースを振り返ってください。 高木調教師(以下、高):正直、ちょっと敗因が分からないレースでした。確かに雨の馬場は良くないタイプですがそれが原因なのか、後方に抑えたことで嫌気が差してしまったのか…。ハッキリ敗因が掴み切れないところがありました。 ――この中間の過ごし方を教えてください。 高:前走後は放牧に出して、レースの約1ヶ月前に帰厩しました。トレセンに戻ってきてからも順調です。 ――12/13(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 高:1週前でビシッとやりたかったですし、ジョッキーを乗せてしっかりやりました。少し気の悪いところが見えていた感じもありましたが、動きは良かったと思いますし五十嵐も好感触を掴んでくれたようです。 ――中山大障害は昨年優勝されています。改めてレースを振り返っていただけますか。 高:折り合いに課題があったので、リングバミからテコの原理でより制御しやすいユニバーサルハミに替えて臨みました。その効果もあったのか上手く抑えられていましたし、五十嵐が自画自賛していたくらい何もかもが上手くいったレースでした。ただ前走で後方から行った割りには進みがイマイチでしたし、あまりハミの制御がキツいと馬が嫌気を差してしまうこともあるので、今回はユニバーサルハミからリングハミか水勒ハミに替えることも検討しています。 ――平地でも重賞を勝ち、障害ではG1制覇を達成しました。この馬は立派だなと感じるところを教えてください。 高:特に切れる瞬発力がある訳でもなく、ズバ抜けたスタミナがあるという訳でもないのにこれだけの成績を残していますし、いろんな総合点が高いところがこの馬の良いところでしょうね。 ――中山大障害へ向けて意気込みをお願いします。 高:去年勝っているレースですし、もう一度上手く流れに乗れれば良い勝負が出来ると思っています。
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