三人称・鉄塔イチオシ!「記憶をなくしてもう一度やりたい」一筋縄ではいかない推理ゲームの面白さ
RPGやスポーツ、格闘技とあらゆるジャンルのゲームを実況する三人称・鉄塔さん。 今回は鉄塔さんが「記憶をなくしてもう一度プレイしたい」と絶賛した、推理系アドベンチャーゲームをご紹介! 【写真16点】「Return of the Obra Dinnの魅力」を写真でチェック
何らかの事件に遭遇し、その真相を推理するミステリー系アドベンチャーゲームは、派手さこそないものの根強い人気のジャンルです。 過去には『ポートピア連続殺人事件』や『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』、『さんまの名探偵』などの名作タイトルがあり、『探偵 神宮寺三郎シリーズ』、『逆転裁判シリーズ』、『ダンガンロンパシリーズ』など有名なものもたくさん作られてきました。 提示された小さな情報から推理していき、真相にたどり着いたときの衝撃や爽快感は圧倒的で、「自分だけがこの真実に気が付けたのでは……」と名探偵気分を味わえるのが魅力です。 今回はその中でも、一風変わった切り口でありながら、圧倒的な満足感を得られるオススメ推理ゲームを紹介します。 それが『Return of the Obra Dinn(リターン オブ ジ オブラ・ディン)』という、日本在住のゲームクリエイター、ルーカス・ポープ氏が制作した異色の謎解きミステリーアドベンチャーゲームです!
ゲームをざっくり紹介 イギリスのファルマス港から航海した商船「オブラ・ディン号」には60人の乗員乗客が乗っていたが消息不明になり、4年後に突然ファルマス港に無人で帰航。 保険調査官である主人公は、このオブラ・ディン号に何があったのかを探ることに。乗員名簿にある名前と死因を特定させるためには、当時の事件の会話の内容や服装までも事細かに見る必要がある。さまざまな思考を巡らせて、事件の真相へたどり着こう。
紙芝居のような独特なタッチの映像
ゲームを開始すると現れるのは、往年のゲームボーイを彷彿させる緑がかったモノトーンの画面。大海原の向こう側へ沈もうとしている夕日の下に、一隻の帆船の影が浮かんでいます。静かな波の音が聞こえたかと思うと、切り裂くようなバイオリンの音色とともに、重々しく不穏な音楽が鳴り響きます。 舞台は19世紀初頭、出発時には多くの船員が乗っていたはずの商船・オブラ・ディン号が無人で帰港したため、その調査をすることになった保険調査官が今作の主人公となります。