「ガラケー必要ない」とSB社長。「ガラケー」「ガラホ」どう違う?
アプリについては、NTTドコモの場合は無料通話アプリ「LINE」がプリインストールされているほか、auではLINEを含む約100種類のアプリを定額でダウンロードすることができるガラホ専用の「auスマートパス」が提供されます。ただし、ドコモのdマーケットで提供される「dTV」「dマガジン」といったサービスやKDDIの「うたパス」「ビデオパス」など、キャリア提供のコンテンツサービスのほとんどは、専用アプリをダウンロードすることができないためガラホで利用することはできません。 ちなみにAndroidでは、Google Playを介さずアプリの実行ファイル(apkファイル)から強制的にアプリをインストールすることが可能で、ネット上にはそれをガラホで試してみて成功したというレビューも見受けられますが、そのような場合にはもし端末に不具合が発生してもキャリアのショップでサポート対象外になる可能性があるため、十分に注意が必要です。
赤外線は?おサイフケータイは?緊急速報は?スペック面をチェック
電話番号を交換するときに利用する赤外線通信、電車やバスを利用するときに役立つおサイフケータイ、そして緊急地震速報などを伝える緊急速報メールなど、ガラケーに搭載されていた機能はどうなるのでしょうか? NTTドコモとauから発表・発売されているAndroid搭載フィーチャーフォン4機種を比較してみると、赤外線通信、ワンセグ、緊急速報メールは全ての機種が対応していますが、それ以外については端末によって対応・非対応が異なります。特に注意が必要なのは「おサイフケータイ」で、auの2機種は対応している一方で、ドコモの2機種は非対応となります。現在ガラケーでモバイルSuicaを利用している人は機種変更した場合に利用できないため、注意しましょう。ちなみに興味深いところでは、いまどき流行りの“自撮り”ができるインカメラはドコモ、auの4機種全てが非搭載となっています。ガラケーで自撮りをすることが多い人は、気を付けたほうがよさそうです。 通信方式はドコモの2機種がFOMAハイスピード(3G)、auの2機種が4G LTEで、auの「SHF32」はLTEを使った音声通話技術「VoLTE」にも対応しています。3Gと4G LTEという通信方式の違いは、メール、電話では大きな差はなさそうですが、PCサイトや画像の多いスマホ向けサイトを見る場合やメールやLINEで大きな画像のやり取りをする場合などには、通信速度の遅いドコモの2機種は少し動きが鈍く感じるかもしれません。ただ、スマートフォンのように大容量のゲームやアプリをダウンロードすることはガラホでは現状想定されていないため、実用面での不都合はないものと思われます。