リストラ9000人 業績悪化の日産自動車 復活のカギは【Bizスクエア】
TBS経済部 梅田翔太郎 記者: 日産とホンダと三菱は電動化について協業を進めている最中で、ホンダは日産とは違う方式の「ハイブリッドシステム」を持っているし、三菱も充電できる「プラグインハイブリッド」という技術を持っていて、三菱から日産へ「ローグ」の中で供給するという話は出てきているんですけどもそれ以上、この深い話というのはまだ見えてこなくて、実際この協業の関係というのも、実際どういうふうに進んでいくかというのはまだ不透明な部分が大きい。 ――ホンダと日産の間で、今協業はうまくいっているのか。 TBS経済部 梅田翔太郎 記者: 双方に取材をしているが、かみ合ってないのが印象的。ホンダの方から言わせると日産はお金がないということで何か進めようにしてもなかなか踏み出してくれないんだと言う。日産は日産でやはりホンダが、大きな要求をいっぱい投げてきていて、とてものめるような条件ではないというところで、やはりなかなか交渉がかみ合っていないというのが実態としてある。 ――熊野さんは今の話聞いてどうですか。 第一生命経済研究所 首席エコノミスト 熊野 英生氏: 自動車業界は厳しい。時価総額に注目すると、日産は今、1.3兆円。トヨタは40兆円で30倍違いがある。ここまで評価が厳しいのかという気はした。 ――今後、トランプ政権の完全戦争でさらに苦しくなる展開も予想される。 (BS-TBS『Bizスクエア』 11月30日放送より)
TBS NEWS DIG Powered by JNN