北浦和でイラストレーターたまひろみさん個展 キャラから広がる物語表現
イラストレーター、たまひろみさんの個展「Wonderful World」が現在、カフェ「マーブルテラス」(さいたま市浦和区常盤10、TEL 048-717-1689)で開催されている。(浦和経済新聞) 【写真】個展のメインイラスト「音の星(2024)」 たまさんは、丸い顔と鼻、頭に帽子のような毛がのった木の精霊のオリジナルキャラクター「モッタさん」を中心に、「心を癒やす」イラストを描くアーティスト。心理コンサルタントやセラピストとしての経験を生かし、「心に寄り添う」作品を発表してきた。ウェブマガジン「まんなかタイムス」のデザイナーや「あんたまラジオ」のパーソナリティーなども務める。 今回の個展では、下北沢「こはぜ珈琲(コーヒー)」で11月に開いた個展「くまカフェへようこそ」で発表した作品を中心に、これまでの作品や新作を展示。モッタさんや動物の羊毛フェルト(2,000円~)などの作品やポストカード(220円)、ステッカー(330円)、トートバッグ(3,850円)、絵本、CDなどグッズも販売する。 12月8日には「モッタさんとアコーディオン おはなしコンサート」を開き、ピアノ・アコーディオン奏者の海老原千春さんが演奏した。たまさんと海老原さんは2021年秋、大宮の喫茶店で偶然出会い、海老原さんがアメリカに送るクリスマスカードの制作をたまさんに依頼。それまで羊毛フェルトで作っていた「モッタさん」をクリスマスカード用にイラストとして描いた。そこから、たまさんのイラストレーターとしての活動が広がったという。2人はその後も「アコーディオンとモッタの木」3部作の絵本付きCDやユーチューブ動画を発表。コンサートでは制作秘話について対談したほか、イラストとアコーディオン演奏のコラボレーションを披露した。2人の夢は「全国各地での開催」だという。 たまさんは「昨年、下北沢で開いた個展『想(おも)いやり展』で、カフェ『えくぷり』店主さんの思いから制作した『やさしい音色』が『一枚の絵から物語を想像できる』と評判を得た。これをきっかけに自分の方向性が決まってきたと感じている。今後は自宅に飾ってもらえる作品を充実させつつ、絵やコーヒーと共に静かな時間を過ごすことで、心を整え、前向きな気持ちになれるような作品を届けたい」と話す。 営業時間は11時~17時。月曜・火曜定休。今月28日まで。
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