【白髪は治療する時代】再生医療から生まれた白髪注射。何を、どうやって注射する?その最先端の白髪の治療方法に迫る!「50代白髪調査隊がゆく! 白髪の悩みQ&A」
手動と機械で頭皮に注射。施術後は刺激を避けて
セトッチ:それでは、クリニックを訪れたときに患者さんが体験すること、つまり治療までの流れを教えてください。どんなことをしますか? 廣瀬:まずは診察ですね。患者さんの髪悩みを伺って、治療方針を立てます。それから治療の詳細をご説明し、リスクや副作用についてもお伝えします。それから血液検査+血圧検査をします。何か基礎疾患を持ってないか、また、これから治療を始める際に体に問題はないかをチェックします。 セトッチ:先生…、注射というからには、針で刺すんですよね? 頭皮にどうやって刺すのでしょうか(プルプル…)。 廣瀬:頭皮に何百カ所も細かく入れていきますが、これは手動と機械を併用します。細かい針で頭皮全体に薬を入れていきます。
セトッチ:仕事帰りにクリニックに立ち寄り、治療を受ける人もいるそうですが、美容院でヘアカラーなどをする感覚で手軽に受けられちゃうんですか? 廣瀬:いえ。これはやはり医療行為なので、決して「手軽」ではないです。来院したらまずは洗髪をして、頭皮を消毒してから注射をします。終了した後、消毒をして整え、軽く消毒液を流し、髪を乾かして帰宅していただきます。注射した直後の整髪剤の使用はNGです。 セトッチ:帰宅後は洗髪してもいいのですか? 廣瀬:お湯で髪の汚れを軽くとる程度であれば。翌日からは、軽く洗髪しても大丈夫です。カラーやパーマは2週間以上あけるようにしてください。 ギリコ:毛髪は1cm伸びるのに約1カ月かかるため、治療の効果を感じるまでに少し時間が必要なのですよね? 廣瀬:1クール(2週間に1回×5回)を基本としていますが、効果を感じるまでには個人差があります。 ギリコ:痛みや副作用はありますか? 廣瀬:治療には軽い痛みを伴うことがありますが、ごくわずかで、ほとんどの方が耐えられる程度のものです。稀にですが、軽い副作用(赤み、腫れ)が出ることはあります。 ギリコ:ほかに、控えたほうがよいことはありますか? 廣瀬:治療中はアルコールの摂取や過度の喫煙は控えたほうがよいと思います。また、刺激の強いヘアケア製品の使用も避けるようにしてください。
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