楳図かずおさん「まことちゃんハウス」でも注目…独身者の遺産相続、誰に? 起きやすい“トラブル”と“2つの回避術”とは
死後のことを頼れる人が誰もいない場合は…
もし、死後のいろいろな手続きを頼める人が誰もいない場合には、親族や知人に限らず、弁護士などの第三者に事務処理を任せられる「死後事務委任契約」を締結しておくことも有効だという。 「契約の内容として『自宅の後片付け』などを含めることも可能であり、うまく利用すればとても有効な制度だと思います。 たとえば、『推し活グッズは大事にしてくれる人に引き取ってほしいので、廉価でいいので捨てずにメルカリに出品してほしい』といったことを依頼するのもありです。 ただ、誰に委任するのかは慎重に検討すべきですし、れっきとした『契約』ですので、トラブルを避けるためにも公正証書にしておくことをおすすめします。 遺産相続は、自身が人生をかけて築き上げた財産のゆくえを決めるだけに、人によってニーズも違うと思います。専門家に相談しながら、元気なうちに自分にとって一番いい選択をしておくことが大切なのではないでしょうか」
弁護士JP編集部