「あるある、やっちゃったことある…」女優・南沢奈央が激しく共感した子どもに大人気の作品とは
大ピンチでポジティブ
ついに買ってしまった! 気になって買うかどうか迷っている服ならば、しばらくするとシーズンで入れ替わって諦めがつくが、これは発売された2年前からずーっと、オールシーズン店頭にある。しかも人気だから、よく目につくところに置いてある。 欲しいと思っているなら買えばいいじゃないか、大人なんだから、と思う。別に我慢することはないのだが、実はすでに持ってはいるのだ。電子上に。 でもやっぱり形として欲しい、手に取って楽しみたい、ということで買ってしまった。姪っ子甥っ子にあげればいいのだからと自分の背中を押して。
それが鈴木のりたけさんの大人気絵本『大ピンチずかん』だ。 買ってよかった。もう楽しい。しかも“大ピンチすごろく”なるものまで付いている。これこそ姪っ子甥っ子と遊びたい。 図鑑形式で、日常に潜むさまざまな大ピンチが紹介される。大ピンチのレベルとなりやすさ、さらに切り抜け方やピンチから連鎖して起こり得るピンチまで書かれている。 ふむふむ、勉強になる……というより、あるある、やっちゃったことある……の連続で笑ってしまう。「こおりが したに くっついた」とか、「ポケットから すなが たくさん でてきた」とか、子どもの頃あったなぁと懐かしむものもあれば、「ラーメンの れんげが しずんだ」や「テープの はしが みつからない」、「じてんしゃが ドミノだおし」などは、大人になった今でもあるヨと共感。 最近も、ラップの端が見つからなくて10分くらい格闘したし、ラーメンやパスタを茹でているときに、お湯が吹きこぼれているのにしばらく気づかないときがあるし、コーヒーを飲もうと鍋でお湯を沸かしていることをすっかり忘れて、蒸発してほぼお湯がなくなっていたこともある。 「せんたくきの うしろに くつしたが おちた」なんてザラにあるし、この間岐阜に滞在していたときには干そうとしたTシャツを、もう手の届かないところに落としてしまった。お気に入りのTシャツを岐阜に置いて帰京しなければならないときには、ちょっと切なかった。 髪が「おもったより みじかくなった」ことも何度も。ドラマの撮影中にそれをやってしまい、ヘアメイクさんを困らせてしまったことがある。前や後のシーンと全然つながらないから、エクステをつけて対処した。