AIを活用した「Googleマップの新機能」7つ
Google がマップに新しい機能や変更を発表するたびに、いつも興味深く感じます。 そして今回新たに、人工知能(AI)の力を活用した、多くの機能が追加されました。 もちろん、今はどの企業もAIにすべてを賭けている状況です。ですからGoogleも、これらの新機能の一部に、自前のAIプラットフォーム「Gemini」を使っています。 その大半は発表日の10月31日からから使えますが、今後数週間のうちに徐々に導入されるものも一部にはあります。 では、その新機能をおさらいしましょう。
Geminiに、旅行先自体を提案してもらう
特定の目的地を検索するよりも、AIチャットボットのGeminiを使って、何をすべきかアドバイスを求めてほしいというのが、今のGoogleの考えです。 Googleによれば、Geminiに「秋の楽しいアクティビティ」「インタラクティブなデートのアイデア」「くつろいで過ごす日曜にやるべきこと」などを尋ねると、Googleマップ内で提案を生成してくれるそうです。 これで、わざわざGoogleのサイトで検索する手間は省けそうです。 この機能は、発表と同時に利用可能になっています。
Geminiに、レビューのサマリーを作成してもらう
AIプログラムに関して、開発元の企業が最も盛んにアピールしている機能の1つがサマリーの作成です。 たとえば「Apple Intelligence」は、通知のサマリーを作成してくれます。Googleも、AIを使って複数の情報源をまとめて、1つの説明にして提示してくれます──とはいえ時にまったく見当外れの回答しか返ってこないこともありますが。 それでもGoogleとしては、Geminiを信頼して、Googleマップのレビューのサマリー作成を任せてほしいと考えているようです。 Geminiによるまとめを一目見れば、知りたいことはすべてわかるはず、というわけです。 その際に元になっているのは、Googleマップ上でレストランをレビューしている個人ユーザーだったり、記事を執筆しているインターネット上のさまざまな情報源だったりします。 AIを用いた機能はしばしば、企業自身がコンテンツを作るわけではなく、無料でコンテンツを作るユーザーたちの参加によって可能になっていますが、こうしたレビューまとめ機能も、そのマイナーバージョンと言えます。 こちらの機能は、発表と同日に利用可能になっています。