Getty Images(ゲキサカ)

[10.30 カラバオ杯4回戦 マンチェスター・U 5-2 レスター] 　カラバオカップは30日、各地で4回戦を開催した。マンチェスター・ユナイテッドはレスター・シティに5-2で勝利し、準々決勝進出を決めた。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 　3回戦でバーンズリー(3部)に7-0の大勝を収めたマンチェスター・Uは、4回戦を2日後に控えた28日にエリック・テン・ハフ監督の解任を発表。後任が決まるまでの間は、元オランダ代表FWのルート・ファン・ニステルローイコーチが暫定的に指揮を執ることが伝えられており、暫定体制でレスター戦に臨んだ。 　対するレスターは、ウォルソール(4部)と戦った3回戦を0-0で突入したPK戦の末に突破。準々決勝進出に向けて、マンチェスター・Uの本拠地オールド・トラッフォードに乗り込んだ。試合は立ち上がり一進一退の攻防。ホームチームがやや攻勢に転じると、序盤にスコアが動いた。 　マンチェスター・Uは前半15分、左サイドから攻撃を仕掛けると、MFアレハンドロ・ガルナチョがドリブルで切り込みマイナス方向へパス。そのボールをMFブルーノ・フェルナンデスがスルーすると、フリーとなっていたMFカゼミーロが2タッチ目で豪快に決めた。 　さらにマンチェスター・Uは前半28分、カゼミーロが自陣右サイドのハーフウェーライン付近から前線へロングキック。同サイドのスペースに抜け出したDFディオゴ・ダロトがゴール前にグラウンダーのボールを通すと、ファーサイドに走り込んでいたガルナチョが決めてリードを広げた。 　2点ビハインドのレスターは前半33分に反撃へ出る。マイボールのフリーキックの流れで敵陣ゴール前に人数がかかると、MFボビー・リードが右サイドから入れたクロスはGKアルタイ・バユンドゥルに弾き出されたが、ペナルティエリア内左にこぼれたところにMFビラル・エル・カンヌス。頭で落として右足のアウトサイドキックで流し込んだ。 　1点差に詰め寄られたマンチェスター・Uだが、前半36分に追加点。ペナルティエリア手前でフリーキックを得ると、B・フェルナンデスがゴール右を狙ったキックがDFジェームス・ジャスティンの頭に当たり、コースが変わるようにゴール左へ吸い込まれていった。その3分後にはカゼミーロがこの試合2点目。ゴール前の混戦からネットに突き刺した。 　一気に3点差としたマンチェスター・U。それでも、レスターも食らい付く。前半アディショナルタイム3分、敵陣中央のところでフリーキックを獲得すると、DFルーク・トーマスが左足で入れたボールを相手がクリアし切れない。ゴール前にこぼれたところをDFコナー・コーディが押し込んだ。 　2点リードで前半を折り返したマンチェスター・Uは、後半も主導権を握る。同14分、B・フェルナンデスとMFマーカス・ラッシュフォードのパスワークで左サイドを崩しにかかると、一度は相手に奪われるも、その相手のバックパスが短くなったところをB・フェルナンデスが突く。そのままペナルティエリア内に侵入し、落ち着いて決めた。 　マンチェスター・Uは再び3点差を付けて優位に進めると、カゼミーロとB・フェルナンデスが試合を支配。レスターに追撃を許さず、5-2のままタイムアップを迎えた。