荒木絵里香さん「ここからはまずメンバー選考」眞鍋ジャパンパリ五輪へ、12人“プラス1人”の重要性語る【ネーションズリーグ】
荒木さん:やはりブロックとディフェンスのシステムが機能してきて、使える1本目が返ってきたっていうのが、3セット目に徐々に良くなっていったかなと思います。 新タアナ:またああいうふうに自分たちのものが使えてくるとなると、時間の使い方っていうのは非常に上手になってきますよね。落ち着いてうまくシンクロできるようなパターンっていうのは増えてきてましたもんね。 荒木さん:そうですね、バタバタしなくなりましたよね。1本目の返球をちょっと浮かしたりとか、みんなの攻守の切り替えのスピードも速くなりましたよね。 新タアナ:その辺りを落ち着かせる方法というのも第3セットにあったと思いますし、敗れはしましたけれども、3セット目を見ると、あれを最初から出していけば、ちょっとまた違う展開っていうのがオリンピックでも見られるかなと思ったんですけど。 荒木さん:決勝のあの舞台で2セットをバッと取られてしまった後に、あそこまで盛り返して自分たちの力でセットを取り切るっていうことができたのも、今の実力だと思うので、今日出た課題と、あとは自信を持って次に進んでいってほしいですね。 新タアナ:印象に一番残った選手はどの選手になりますか? 荒木さん:やはり古賀(紗理那)選手ですね。やっぱり決勝の大舞台でもコンスタントに得点を重ねて、高いスキルを存分に発揮してましたね。 新タアナ:古賀は17得点を挙げていますから、4セットまでいきましたので、セット平均では4点超えてますからね。 荒木さん:17点ぐらいで抑えられたゲームだったんですけど、その中でも点数を確実に取れるエースがいるっていうのはもう日本の強みですよね。 ■パリ五輪へ「まずはメンバー選考」 新タアナ:これからはいよいよパリオリンピックになるんですけども、パリオリンピックに対しての期待というのはどうなりますか。 荒木さん:もうここまで切符を取ることだけ考えてチームは進んでいた。でもここからはパリでどう勝つかっていうところとメダルにチャレンジしていくので、チームとしては、積み上げてきたものをさらに精度を上げて、挑んでほしいですね。