本当にうまい「究極のつけ麺」ベスト4…《神田・秋葉原・西巣鴨・南与野》タレどっしり「濃厚な一杯」を覆面調査隊が発見
ここにきて新店続出なのが「つけ麺」。今や第3次ブームといえる勢いです。そこで、東京を中心にここ最近に開店したお店を覆面調査。王道のつけ汁を自家製麺で楽しませたり、新たなアプローチで驚きを与える店など、厳選した4軒をご紹介します。 なんと【写真】熊本の人気店も上陸…うまい「つけ麺」ベスト4店はこちら
南与野『つけそば 担担麺 航龍』
名店『丸長』の味を愛してやまない店主が、「丸長のれん会」の公認を勝ち取った。豚と鶏、魚介のダシを合わせたスープに甘みと辛み、酸味を効かせる伝統的な丸長スタイルは踏襲しつつも、動物の旨みを強めに効かせ、往年のファンにも、丸長を知らない若い世代にも満足してもらえる味を作り上げた。 つけ汁は甘みが強めで、酸味は控えめ。そこに、店で挽いた黒コショウの鮮烈な刺激や一味唐辛子などを加え、立体的にまとめ上げている。「ズバズバ食べられるのど越しのよさを意識した」という自家製麺はもちもち、つるっとした食感で、特に「つけそば」で啜り心地の威力を発揮。 店主の言葉通り、店内には、ズバズバッ、ズバズバッと麺を啜る音が絶えず響き渡っていた。
神田『本田麺業神田』
加水率51%を超える、超多加水の極太手揉み麺のインパクトがすごい。ふわもち、ちゅるんとした独特の食感、鼻腔を駆け抜ける芳醇な小麦の香り、そして暴れ回るようなランダムな口触りと、麺を啜る度に、鮮烈な印象が舌と脳に刻まれていく。 それを受け止めるつけ汁だって負けてはいない。大山どりの鶏ガラや国産豚のゲンコツ、高級乾物を惜しげもなく使ったスープに、どっしり重厚な醤油ダレを合わせ、清湯らしからぬパンチを効かせている。 麺もスープも出色の出来映えなのだが、多彩なトッピング類も抜かりなしの旨さ。特に、低温調理後にフライパンで焼き目を付けた大山どりの炙りローストは、ジューシーな食感と濃厚な鶏の旨みが素晴らしく、かじった瞬間に笑みがこぼれる。
秋葉原『Tokyo Style Noodle ほたて日和』
まずは、ホタテのカルパッチョをいただくのが店の流儀。口をホタテモードにして、ホタテ欲をかき立てるのが目的なのだそう。 ホタテの旨みが詰まったつけ汁に今すぐ麺をダイブさせたくなるが、いったん心を鎮めて昆布水に浸した麺をよく混ぜるべし。空気に触れさせることで、昆布の香りが開いていく。 別添えのカツオ塩やワサビ、ディルで麺を堪能した後は、お待ちかねのホタテタイム。つけ汁には干し貝柱とベビーホタテ、生ホタテから抽出したエキスが凝縮されていて、ファーストインパクトから余韻までホタテが続く。 肉厚な炙りホタテのほか、つけ汁にもベビーホタテが忍ばせてあり、トッピングもホタテ三昧。月替わりの割りスープで〆れば、フルコースを食べたような幸せに包まれる。
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