サントリー、10年ぶり“創業家”社長 「大政奉還では?」の問いに「そんな甘いものではない」
新体制での課題は?
今後の経営課題について鳥井氏は「酒類に関しては売り上げの大半を日本とアメリカに依存しており、ほかの海外エリアへの進出が課題」とコメント。飲料は海外比率が半分を超えている一方、酒類と比較すると現状ではローカルブランドが主体だとして「効率の面でも、世界中で同一のブランドを広げていくことが一番の課題だ」とした。 国内事業については、グローバル企業としての地位確立を視野に「盤石化と収益向上を圧倒的なものにしていきたい」と意気込む。中でも酒類事業については、いわゆる「若者のお酒離れ」に言及しつつ「コロナ禍でも飲食店を応援するキャンペーンを実施したが、『お酒の文化の火を消さない』ことが一番重要だと考えている」とコメントした。
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