1700以上のキッチンを手掛けたプロが驚くほど使いやすいキッチン収納の裏技を公開!コンロ下に収納すべきは1軍の調理器具ともうひとつは…
高級オーダーキッチンを手掛けるMadre(マードレ)代表の山根ひとみさんによる、マンションリノベーションのリアルなレポート。湘南エリアの中古マンションを理想のセカンドハウスへフルリノベーション。キッチンのプロの手腕が光るキッチンリノベの全貌を大公開します! これまで1700件を超えるオーダーキッチンを手掛けてきた山根さんが、長年培ってきたノウハウを活かして、美しさと機能性を見事に融合させた、山根さんにとってのベストオブキッチンとは?プロの技と、作業効率アップの裏技が詰まったキッチン収納のテクニックを、余すことなく教えていただきました。 【写真で解説】狭いキッチンの引き出しを全公開!プロの完璧な収納テクニック
1軍調理器具はコンロ下に収納して作業効率アップ!
実は、本格的な懐石料理を一から作ってしまうほど、お料理が大好き!だから、鍋やフライパンなどの調理器具の種類も多めで…。 でも、おそらく皆さんも、毎日使うものと、時々しか出番のないものと、ざっくり分けることができますよね? それらが同じに収納してあると、普段使いのものが取り出しにくかったり、片付ける時は全部出してしまい直さなくてはいけなかったり、結構不便なんですよね。 なので、普段使いの1軍はレンジの下、2軍は背面のキャビネットと別々に収納できるようにしました。 コンロ下の引き出しの1番上にラップ・ホイル類の置き場があるのも、こだわりポイントのひとつ。ノンスリップマットを敷き、調理道具が滑らないようにして、手前側にラップ類を置けるスペースを確保しているんです。 コンロ下にラップ・ホイル類があることで、調理中に片手が塞がっている時も、ちょこっと引き出しを開けるだけで取り出せるので、とっても便利ですよ。
引き出し内部はクロスギャラリー&「SiKiLiNa」を活用して、すっきり整頓!
キッチンの引き出し機能にぜひおすすめしたいのが、「クロスギャラリー」です。突っ張り棒みたいに空間を仕切ることができる上、前後にスライドできるので、しまうものに合わせてスペースを変えられるんです。フライパンや鍋の蓋は大きさも形もバラバラだし、取手がついているから重ねることもできないので、ものすごくしまいにくい!でもクロスギャラリーを使えば、蓋も立てかけて納めることができます。 カトラリー類の引き出しも、仕切りの整え方がポイント。フォーク、スプーン、ナイフ、お箸と、だいたい使うものは決まっているんですが、メーカーによってサイズや形状が違いますし、後から買い足すことも多くて…。そこで、おすすめなのが、フレキシブルに仕切りを変えられる、引き出し用パーテーションの「SiKiLiNa」。スチール製の板に、磁石になっているウッドパネルをはめることで、好きな形に仕切りをつくることができます。しかも見た目もおしゃれ!この「SiKiLiNa」とノンスリップマットの組み合わせが、引き出しのカトラリー収納を美しく保つ、私の中での最強コンビです。