今、大人の女性がサルサダンスにハマっている!? 女性の美しさを輝かせる秘訣とは……
今、ラテンダンスにハマる30~40代の女性が増えているのだとか。一見、セクシーな衣装やステップに目を奪われますが、実はダンスの中に理想的な男女関係が潜んでいるようで……? その人気の理由を探るべく、サルサダンス教室に潜入取材しました。 美しい人へ
明るくセクシーなラテンダンスに大人の女性がハマるのはなぜ?
キューバやドミニカなどラテンアメリカと呼ばれる国々の音楽にのって男女ペアで踊るラテンダンス。軽快で明るい音楽に合わせて、男女が絡み合う様は美しくセクシーです。 近年、そんなラテンダンスにハマる30~40代女性が多いのだとか。 大人の女性たちを魅了する“ラテンダンスにおける美”とはなんなのでしょう? その理由を探るべく、今回はサルサダンス教室に潜入! 世界選手権の元ファイナリストでありサルサダンス教室「H&T DANCE COMPANY」を主宰するHIROさん&TAKUさんに魅力を伺いました。
“女性の美しさ”を引き立てるのが男性の役目
── サルサダンスは1960年代のアメリカで中南米からの移民が始めたもので、その特徴は素早いステップと、ダンス中は常に男性がリードをすることだそう。 TAKUさん(以下、TAKU) サルサではステップやターンへのきっかけなどは、必ず男性がリードして踊っていきます。今では珍しい亭主関白的な感じかも(笑)。ただ、あくまでも男性は女性を美しく見せるための黒子。自分をカッコよく見せるのではなく、女性を楽しませ輝かせることが男性の役目なんです。 ── 一見すると、男女ともにキメキメで踊っているように感じますが、主役は女性なんですね。男性にエスコートしてもらいながら踊るという感じなのでしょうか。ちょっとした非日常体験と言えそうです。 HIROさん(以下、HIRO) 男性と女性が手を取って踊るのが基本ですが、適度に距離をとって踊れるペアダンスですので、スキンシップに慣れていない日本人でも入りやすいと思います。
── ちなみに、手を取るのは女性から。男性は自分からガツガツいくのではなく、女性が来るのを大人の余裕で待つのが大事なのだとか。 TAKU 女性が来てくれたら今度は男性がリードするんですが、基本的には女性が自由に美しく踊れるようにします。だから無理やり動いたり、相手のことを考えず自分勝手に踊ったりしてはダメなんです。 例えば、自分がやりたい技ばかり練習する男性もたまにいるんですが、女性にとっては“実験台”にされるのは嫌ですよね。「私とは本番の気持ちで。練習はよその女とやってきて」って言われちゃいますよ(笑)。