ウォシュレットなどの「温水洗浄便座」使うor使わない?拭く際に手につく細菌数に大きな差が!正しいお手入れ方法も
「ちょこちょこお掃除」「念入りお掃除」の合わせ技で衛生状態をキープ
―ノズル自体に衛生面をキープする技術が搭載されているとのことですが、お掃除をこまめにすることも大切ですよね。お掃除に関して何かポイントはありますか? “温水洗浄便座”を含め、トイレ環境を清潔に保ちかつ長持ちさせるためには日頃のお手入れが不可欠です。 一般住宅向けのトイレのお掃除のコツは、“キレイな箇所”から“汚れる箇所”の順に清掃すること。便座や“温水洗浄便座”のカバー部分といった比較的汚れが少ない部分を先に、次に便器の裏側やノズルのお掃除をすることで、汚れを広げること少なく、効率の良いお掃除ができます。 便器の内側は、普段は柄のついたスポンジで水洗い清掃。念入りに掃除する際は、トイレ用中性洗剤を使います。 ―ノズル自体に衛生面をキープする技術が搭載されているとのことですが、お掃除をこまめにすることも大切ですよね。お掃除に関して何かポイントはありますか? “温水洗浄便座”を含め、トイレ環境を清潔に保ちかつ長持ちさせるためには日頃のお手入れが不可欠です。 一般住宅向けのトイレのお掃除のコツは、“キレイな箇所”から“汚れる箇所”の順に清掃すること。便座や“温水洗浄便座”のカバー部分といった比較的汚れが少ない部分を先に、次に便器の裏側やノズルのお掃除をすることで、汚れを広げること少なく、効率の良いお掃除ができます。 便器の内側は、普段は柄のついたスポンジで水洗い清掃。念入りに掃除する際は、トイレ用中性洗剤を使います。 便器の内側以外は、トイレ用中性洗剤は使いません。汚れがひどい場合には薄めた台所用中性洗剤を含ませてかたく絞った布で拭き、仕上げに水拭きをして洗剤成分を除去します。(温水洗浄便座で水流を噴出する“洗浄ノズル”部分の出し方・戻し方をはじめ、製品ごとに清掃時の注意事項が異なるため、取扱説明書を必ずお読みください。) 詳しくは、日本レストルーム工業会のホームページに掲載している「トイレのお掃除方法」(https://www.sanitary-net.com/clean/)をご覧ください。日頃の簡易的なお掃除と、汚れが気になるときの念入りなお掃除に分けて、詳しいやり方を紹介しています。 ―毎日使うトイレだからこそ、「温水洗浄便座」機能の使用の有無にかかわらず、しっかりお掃除をしていく必要がありますね。 最後に、この記事を読んでいる読者さんに向けて一言、メッセージをお願いします。 「温水洗浄便座の一般世帯での普及率は今では80%以上にまで成長し、ノズルや洗浄水の清潔性や省エネ性なども日々進化しています。 手が汚れた際、紙で拭くだけでは汚れをしっかり落とすことはできませんよね? みなさん水やお湯で手を洗うと思います。おしりも同じです。 みなさんが日々過ごすトイレでの時間をより快適で衛生的なものにするために、ぜひ温水洗浄便座を役立てていただけたらと思います」 いかがだったでしょうか、みなさんの「温水洗浄便座」に関する不安は解消されましたか? 近日公開予定の別の記事では、婦人科医の福山千代子先生に2回に渡って「温水洗浄便座のOKな使い方・NGな使い方」をうかがいます。ぜひ、そちらもあわせてお読みください。 ※リンクの最終参照日はすべて2024年6月1日です。
【取材協力】
一般社団法人 日本レストルーム工業会 トイレ周りに関する製品を製造しているメーカー7社が会員となって運営されている団体。製品の安全性の確立や正しい使い方を発信する活動をしている。
三上 六花