80代母親が老後を託した息子が「急死」…そのとき、息子の嫁がとった「予想外の行動」
母親は資金援助をしていた
母親は兄が家を購入するときに資金援助をしており、兄が亡くなっても、兄嫁と2人の孫は住むところの不安はありません。しかも、ローンは団信の生命保険が下りて返済できましたので、ローンの返済は不要になりました。 兄嫁は日本を離れる際、その自宅を売却していますので、まとまった現金も得られたと言えます。 こうした状況から母親は自分の老後を亡兄家族に託すことはできないとはっきりと認識したようで、覚悟ができたようです。結果、今後はすべてTさんに頼るしかないということで、財産もすべてTさんに相続させることしにして、公正証書遺言を作成されました。このときに夢相続では証人業務を引き受けていて、母親の公正証書遺言の作成をサポートしています。 記事後編は「90代母親を亡くした女性が危惧した…『ハワイ移住をした未亡人』の存在」から。
曽根 恵子(相続実務士)