<衆議院選>民主党・海江田代表の第一声【全文書き起こし】
第47回衆議院選挙(14日投開票)が2日に公示された。各党党首が各地で第一声を上げ、12日間にわたる選挙戦の火ぶたが切られた。 民主党の海江田万里代表は福島県いわき市で第一声を上げた。
■全文書き起こし
----------------------------------------------- 海江田:皆さん、おはようございます。ご紹介いただきました、民主党の海江田万里です。このいわき市、きのうは夜の9時ごろまで大雨が降っていたそうでありますが、一夜明けて今日は本当にきれいな青空が広がっています。私の好きな四文字熟語で言うと、雨過天晴、雨が過ぎて天が青くなった。大変その意味では吉田泉の出陣にふさわしい朝であります。ありがとうございます。 さて、今度の総選挙、今、吉田泉候補からもお話がありましたが、多くの国民はいったいなんのために今、この時期に選挙をやるのだろう。こういう疑問を持っています。私も選挙前から全国を駆け巡っていますが、例えば同じ被災地であります宮城県に伺ったとき、なんて言っていたか。今度のこの解散総選挙には、国のお金が631億円、掛かるんです。この631億円あればいろんなことができる。例えばさっきもお話がありました。震災でまだまだ仮設住宅に住んでいる人がたくさんいる。この仮設住宅、3年半になろうとしていますから、それほど、やっぱり、すきま風が出てきたり、あるいはそこに住まわれている人たちも体調が悪くなってくる。そういう医療の問題でありますとか、介護の問題でありますとか、そういう問題にも631億円あれば、これは手当てが十分できるわけであります。そうしたことをやらないで、今度の選挙。 狙いは私は2つあると思っています。1つは、政治と金の疑惑隠し。これ、皆さん、忘れないでください。ついこの間まで女性の2人の閣僚、まさに政治と金の問題で首になったではないですか。しかし、その人たちが十分な説明責任も果たせないまま、また再び自民党の公認候補として今度の選挙戦を戦おうとしている。こんなことが許されていいはずはありません。