立憲民主・枝野代表が党大会後に会見(全文2)個別番組への介入以外の何ものでもない
送電網は公共財という位置付けで運用すべき
3.11の対応についてはいろんなご批判もありますが、あのとき得た教訓なり、そのときに、同じような大きな災害のときに対応できるように、と手を打ってきたはずのことが、今回まったく働いていないということで、大変じくじたる思いをもっていますので、厳しい目で、なんであのとき改善するはずだったことが改善されていないんだと、あるいはあのときに、大槌町が典型ですけれども、被災したと思われる地域の中で情報が来ないところが一番重い影響を受けている、被害を受けているというのは、あの状況の中でもみんな気付いてすぐに対応したのに、なぜ今回、この台風直撃している地域の中でなんの連絡も来ないというところは一番ひどい状況なのかという、素人でもすぐ分かるようなことについて対応できていなかったのかということは、大変不思議に思っていますので、厳しく問いただしていきたいというふうに思っています。 林業についてというのは、林業なのかどうかというのは、これからの検証。林業としてやっていったところが問題だったのか、それともそれ以外の、【一種の 00:22:50】雑木林、まったく手を入れていないところが今回大きな影響を与えたのか、この検証からしっかりやっていかなきゃならないと思っています。 私、後者の問題はまったく手つかずなので、林業についても十分なことをやってこなかったことが、大きな山林からの影響を受ける水害等に影響を与えているというような、大きな問題。今回の特徴は、業としている森林以外のところの影響が意外と深刻だったんだなっていうことを突きつけられたんじゃないかと思っています。 送電網が実態として弱まっているということについては今回の1つの大きな教訓だと思っていますが、発送電分離との関係を、私は、そのこと自体の問題ではないと思います。私はむしろ発送電をきちんと分離して、送電についてはいわゆる営利目的という側面よりも、公共財としてしっかりと確保すると。今回のことがどう影響しているかはこれからの検証ですが、一応、現状、送電網を持っている電力会社は営利企業なので、営利企業である限りはできるだけコストを削減しようというモチベーションが働くのは一種、当然で、私は本来、送電網というのは営利目的ではない、公共的性格を持った位置付けで運用するべきであるというふうに思っています。 司会:それでは先ほど。お願いします。