63歳の父が、スマホを「iPhone」にしたいと言っています。「操作がラクそう」とのことですが、実際どうなのでしょうか? Androidより高いですよね…?
みなさんは、父親が「iPhoneにしたい」と言い出したとき、どのように感じるでしょうか? 「iPhoneは高価だし、若者向けだからAndroidのほうがいいのでは……」と思う人もいるかもしれません。 本記事では、iPhoneとAndroidの特徴を見ながら、60歳を超えた父親に適したスマホを考えます。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
価格の幅広さはAndroidが優勢で、iPhoneは低価格帯端末がない
スマホは1万円台で買えるものから20万円を超えるものまで様々です。 iPhoneのラインナップは大きく分けて2種類で、iPhone 15シリーズやiPhone 14シリーズといったナンバリングモデルは10万円超から20万円前後、廉価版モデルであるiPhone SEシリーズが約6万円となっています。 高価格帯と中価格帯はありますが、低価格帯の端末がありません。これがiPhoneは高いと言われる理由の一つです。 一方でAndroidは、1万円台、2万円台で買える機種があります。特にエントリー向けと呼ばれるスマホはこの価格帯で販売されていることが多いため、スマホ初心者や高齢者がAndroidを選ぶ理由にもなっているのです。
使い勝手がいいのはどっち? メリットとデメリットを比較
次にiPhoneとAndroidの使い勝手について見ていきます。 ■iPhoneはカスタマイズ性が低いが直感的に操作できる iPhoneは基本システム(OS)もiPhone自体もAppleが一貫して手がけています。アプリは決められたところに並べなければいけない、Appleが認可したアプリしか使えないといったように制約が大きいのは事実です。 ただ不便になるほど縛られているわけではありません。少なくとも電話をする、写真を撮る、ナビを使う、インターネットで調べごとをするといった使い方であれば、不便に感じることはないでしょう。 iPhoneの場合、iPhone12から15に機種変更しても、大まかな使い方は変わりません。1回覚えれば、使い続けられることも大きなメリットです。 ■Androidはカスタマイズ性が高いが、使い方に癖がある AndroidはGoogleが提供するOSをベースに、各スマホメーカーが独自に作りあげたスマホです。Googleストア以外からも、アプリをダウンロードできます。カスタマイズ性が高く、iPhoneではできない使い方をできることが魅力です。 一方で、メーカーによってシステムが大きく異なります。Android同士であっても、メーカーが違えば機種変更のたびに使い方を覚え直す必要があるのです。