5季ぶりの王座奪還狙ったパナソニックパンサーズ 名将ティリ監督「船の色んな所に穴が空いていた」
決勝は西山にとっては苦い経験だったかもしれない。ただ、シーズンを通してみれば間違いなく大きな成長をみせた。
新リーグに向けて気になる新主力の動向
来季開幕の新リーグの男子では、これまでの外国人枠1人とアジア枠1人から、外国人枠2人とアジア枠1人に代わる(※一方で、これまでアジア枠に認められていた中国がアジア枠対象国から外れる)。既に、海外メディアからは多くの世界的な選手の日本参戦が報じられている。日本代表選手たちも、所属チームからの退団が発表されたり、海外移籍情報などが飛び交う。パナソニックが新リーグ開幕に向けて、どこまで現有戦力を維持でき、そしてさらなる戦力アップができるか。海外移籍の噂が出ている大塚に、パナソニックのユニホームを着て最後の試合か問うと「それに関しては僕からは言えない。これは毎年変わらずそうですが、僕は毎年このチームで自分を鍛えたいという思いで、やらせてもらっている。そこに関してはリーグ(シーズン)が終わってからチームと話になると思います」と話した。また、加入1シーズン目から大活躍だったジェスキーは「(契約継続?)そうだよ。来季もプレーするよ」と明言した。 パリオリンピック後に始まるSVリーグに向けて、パナソニックパンサーズは現在、新アリーナや新チーム名、エンブレム変更など多くの準備をしている。5月の黒鷲旗全日本男女選抜大会を残すが、その後のオフシーズンにあるであろう発信も楽しみだ。
大塚淳史