【請求しないともらえないお金】亡き夫の〈未支給年金〉を受け取るための手続きと注意点〈相続専門税理士が解説〉
未支給年金の請求時に必要な書類とは?
未支給年金を請求する際には、年金事務所へ「未支給年金・未支払給付金請求書」の提出が必要です。「未支給年金・未支払給付金請求書」の用紙は 日本年金機構のWEBサイト からダウンロードすることができます。 「未支給年金・未支払給付金請求書」には、死亡した受給者の「基礎年金番号」「年金コード」や、受取人の銀行口座やマイナンバーの記載が必要になるほか、死亡した受給者の「年金証書」「戸籍謄本」または「法定相続情報一覧図」「通帳の写し」を添付する必要があります。 こうして請求した未支給年金は、自分が指定した銀行口座に振り込まれますが、もし、亡くなった方が年金を受け取っていた銀行口座を解約していなかった場合、遺族が指定した銀行口座ではなく、亡くなった方の銀行口座に振り込まれてしまう可能性があるため、注意が必要です。
未支給年金は、相続放棄した人でも受け取れる!
被相続人に借金などがあった場合、相続放棄を選択している方も多いかと思いますが、未支給年金は相続財産ではないため、未支給年金を請求できる方が相続放棄をしていても、受け取ることが可能です。 岸田 康雄 公認会計士/税理士/行政書士/宅地建物取引士/中小企業診断士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/国際公認投資アナリスト(日本証券アナリスト協会認定)
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