カブスが佐々木朗希と接触か ホワイトソックスやヤンキースは近日中に面談と米メディア
【ダラス(米テキサス州)11日(日本時間12日)=山田結軌、竹濱江利子通信員】米大リーグの球団幹部や代理人らが一堂に会するウインターミーティング(WM)は3日目が終了した。ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手(23)の獲得を狙う球団は既に動き出しており、複数の米メディアによると、カブスはプレゼン資料を大手代理人事務所ワッサーマンに提出したと報じた。 米スポーツサイト「ジ・アスレチック」は「カブスは既に佐々木と接触した」と報じた。「情報筋によれば、カブスは移籍先候補の1球団として認知されている」と伝えた。 代理人を務めるワッサーマンのジョエル・ウルフ氏(54)は10日にWM会場でメディアに対応。佐々木の獲得について問い合わせのあった球団数を「30球団ではないが、20球団以上」と明かし、週明けに面談を開始することを明かしていた。クリスマス休暇前に一時帰国する佐々木はこの日、ロサンゼルス近郊で午前中にキャッチボールなどを行い、当地で自主トレに励んでいる。 面談する球団数を絞り込むための第一段階として書類選考があるようだ。ウルフ氏は「同僚のところに(球団資料の)メールがいく。3、4球団のプレゼンをみた。すでに映像やパワーポイント、PDF形式のプレゼンテーションの両方を送り始めている」と明かしていた。書類選考を通過した球団や朗希が求める球団は直接、会うことが設定されているもよう。 複数の米メディアは、ホワイトソックスやヤンキースは近日中に面談の予定、と報じた。またウルフ氏は「市場の小さいチームの方がソフトランディング(軟着陸)できるかもしれない」とメディアやファンのプレッシャーが比較的、穏やかな球団も候補とした。