「幸せを届けたい」経営者兼Fリーガー・北野聖夜が、スコーン専門店「iro」とフットサルで広げる優しい輪|フットサル
大変なことは「特にない」
──いろいろな商業施設やお店とポップアップを組んで販売をしていますが、営業のようなことも北野選手が一人で担当されているんでしょうか? 店舗拡大の戦略だったり、売上の管理のお金が絡んできそうな部分、店舗スタッフの面接……。スコーンを作る過程に関わること以外は、全部自分でやっています。 ──売上管理や予算組みなどは知識も必要そうですが、どこで身につけたんでしょうか? 簿記のような資格の勉強はしたことがないです。でも、昔から経済とかマーケティングの本が好きで、よく読んでましたね。高校を卒業して名古屋オーシャンズサテライトでフットサルをやっている間は時間がたくさんあったので、そこでお金の流れや投資のことも勉強して、実践したりもしていました。それが今かなり生きているのかなと思います。 ──一人で全てをこなすのは難しそうですが、社長業をはじめて一番大変なことは? いや……これが特にないんですよね。というのも、従業員の子たちが優秀すぎるんですよ。 店でスコーンを作ったり販売をするだけではなく、コストカットをして原価を下げる方法を全部考えてくれたり、僕が経営者であったとしてもフラットにアイデアや改善点をぶつけてくれます。 ただ一つだけ、会社のポリシーとして大事にしているのは、言いたいことは「意見」として話をして、「文句」や「悪口」を言わないこと。みんなで気持ちよく働けて、このスコーンが日本全国に広まることなら、なんでも話してほしいと全員に伝えています。 ──「スコーンが日本全国に広まることなら」という言葉もありましたが、すでに2店舗目の出店も予定しているんですよね? 今、進めているところです。本当は地元の岐阜を予定していたんですが、協力してくれている金融金庫の方も僕たちのスコーンのファンになってくれていて「まずは神奈川県内か都内で。どんどんやろう!」と言ってくれているので、どこがいいかを模索しています。 すでに京都と大阪からフランチャイズの話もいただいているんですが、2、3年は自分で10店舗くらい経営してみたいなと思っているので、軌道に乗ったらフランチャイズでの全国展開、そのあとは海外にも……なんてことも考えてます。ただ、僕としてはフットサルも続けたいので、そこが難しいところですね。
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