FTSE、韓国を主要国債指数に採用-インドも新興国市場指数に追加
(ブルームバーグ): 韓国がFTSEラッセルのベンチマーク債券指数に採用されることになった。同国は数百億ドルの資金呼び込みを期待し、金融市場インフラの抜本的見直しなどを進めてきた。
指数プロバイダーのFTSEラッセルは8日、韓国がFTSE世界国債インデックス(WGBI)に採用されると発表した。また、インドをFTSE新興国市場国債インデックス(EMGBI)に追加した。
一方、ベトナム株は、新興国市場への再分類に向けた「ウオッチリスト」に据え置かれた。
BNYメロンの市場戦略・洞察責任者、ボブ・サベージ氏は「インデックス変更は、時期や地域にかかわらず資金フローにとってかなり重要だ」とした上で、「今回も例外ではない」とし、韓国への資金流入を促すとの見方を示した。
韓国当局は、WGBI採用要件を満たすため、ウォンの取引時間延長などを実施した。指数組み入れで、海外から最大90兆ウォン(約10兆円)の投資を誘致できると予想している。
原題:Korea Joins Key FTSE Russell Index After Bond Market Reform (1)(抜粋)
--取材協力:Ronojoy Mazumdar、Jaehyun Eom、Whanwoong Choi、Greg Ritchie、Joanna Ossinger.
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Matthew Burgess, Maria Elena Vizcaino