【ハイライト動画あり】帝京大学がFW戦でプライド。菅平で天理大学とのトレーニングマッチ制す。2024年夏季練習試合
ラインアウトモールの相手オフサイドから、CTB和田が狙い澄ましたロングパス。トライゲッターのFB上ノ坊がチーム初トライを奪い、ゴール成功で逆転(7-5)した。
帝京大もすぐ反撃。4分後(前半18分)にFW・BK一体のチームトライを披露する。
ラインアウトからの敵陣一次攻撃でライン突破。ここでSH上村が巧みな配球。持ち出しでゲインを演出すれば、ゴール前ではスローテンポにしながら攻撃陣形を再構築。
SH上村の巧みなプレーメイクから、最後はFL青木主将の待つ大外へ展開。日本代表に招集されたFL青木主将が左コーナーを陥れ、2本目を奪った。
この日の帝京大はモールで主導権を握った。自陣ゴール前のピンチを相手反則(シーリング)でしのぐと、敵陣に入ってモールで3本目(ペナルティトライ)。17-7とリードを広げていく。
さらに帝京大はスクラムでの優位が決定的に。前半32分の対決をふくむ2連続のスクラムPKで敵陣侵入。またまたモールで3本目(チーム4本目)を奪い、22-7とした。
自陣スクラムで1番側からプッシュすると、左展開からCTB山田が巧みなラン。FB上ノ坊のポップパスでWTB藤原が敵陣奥までゲインを切る。
が、守備でのコリジョン(衝突)で優勢となったのは帝京大だ。
NO8倉橋(4年/東海大仰星)が音の鳴る好タックル。WTB生田(3年/御所実業)ら上級生が帝京のプライドを示し、相手がフェーズを重ねるたび敵陣方向へ押し込んでいく。
前半は帝京大が22-7で力強くフィニッシュした。
後半40分間は、帝京大はFL青木主将らが交代。天理大もメンバーを複数入れ替えた。すると後半の先制トライは、天理大だった。
後半7分、直前で獲りきれなかった敵陣ラインアウトのチャンスから、先発SH朝倉のショートサイドへの配球で好機到来。