【毎日ベスト3】京都金杯制覇からその年に活躍した馬ベスト3
<京都金杯制覇からその年に活躍した馬ベスト3> <1>タマモクロス 進撃が始まったのは3歳(当時表記4歳)だった87年秋。条件戦を連勝し、12月の鳴尾記念で重賞初制覇を果たして、88年京都金杯(当時のレース名はスポーツニッポン賞金杯。芝2000メートル)に臨んだ。 【写真】91年京都金杯を制したダイユウサクが同年の有馬記念も制した レースは、南井騎手を背に後方から追い込んで快勝。完全開花へ、好発進を決めた。 以降、阪神大賞典→天皇賞・春→宝塚記念→天皇賞・秋と白星街道。条件戦からは8連勝、重賞は6連勝、G1は3連勝とした。その後もジャパンC、有馬記念と連続2着に好走。京都金杯制覇から、その年の年度代表馬へと駆け上がった。 <2>ダイユウサク オープン特別を2連勝して臨んだ91年京都金杯(同)を1番人気で快勝。トップハンデタイの58キロを背負いながら、好位から1馬身、抜け出した。 飛躍が期待された次走以降だったが、G1、重賞で掲示板に載るものの、勝利はつかめず、その年最後の有馬記念は15頭立てのブービー14番人気。しかし、中団から上がり最速の脚を使い、最後はメジロマックイーンを1馬身4分の1差、差し切って大金星を手にした。 <3>ハットトリック 条件戦を2連勝して臨んだ05年京都金杯は、単勝1・6倍の1番人気。武豊騎手を背に後方から差し切って、重賞初制覇を飾った。 続く東京新聞杯も制して重賞連勝。さらなる大舞台での活躍が期待されたが、安田記念では15着に大敗し、距離を延長した秋は毎日王冠9着、天皇賞・秋7着と崩れた。 しかし、マイルに戻ったマイルCSをペリエ騎手を背に勝利。G1初制覇を飾ると、海を渡った次走・香港マイルも制覇し、G1連勝。この年のJRA賞最優秀短距離馬に選出された。