今永昇太、7回無安打無失点。継投でノーヒットノーラン達成。指揮官は交代について「楽しいことではないがね」とコメント
センセーショナルなデビューシーズンを送るルーキー左腕にまた1つ勲章が加わった。カブスの今永昇太は現地9月4日(日本時間5日)、本拠地リグレー・フィールドでのパイレーツ戦に先発登板すると、7回95球を投げ、無安打無失点7奪三振2四球とノーノー快投を披露。
カブスはブルペンの2人も無安打無失点を継続させ、継投でのノーヒットノーランを達成した。これで左腕の今季成績は12勝3敗、防御率2.99となった。
『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は試合後、「先発のショウタが7回を投げたカブスが、リグレーで1972年以来のノーノー」と題した記事を投稿。
その冒頭で、「ショウタ・イマナガが水曜夜に歴史を作り、カブスで輝かしいルーキーイヤーを継続させた」と前置きした上で、「左腕が軽々とパイレーツ打線を7回無安打に抑えると、シカゴのブルペンが任務を完了させた」とした。
続けて「イマナガ、ネイト・ピアーソン、そしてポーター・ホッジは、カブスがリグレー・フィールドで、パイレーツに12-0と圧勝した試合で一丸となり、長く、物語性に富んだカブスの歴史で、18回目のノーヒッターを達成した」と伝えた。
記事によると、リグレー・フィールドでのノーヒットノーランは、ミルト・パパスが達成した1972年9月2日のパドレス戦以来とのこと。
一方、現地局『CBSスポーツ』は試合後、電子版に掲載した継投ノー・ノーを伝える記事の冒頭で、「カブスが球団史上2度目の継投ノーヒッターを達成した」とした上で、大きな役割を果たした今永のこの日のパフォーマンスを伝えた。
そして、この日の投球数が95球だったのに対し、左腕のシーズンハイが103球であることに触れた上で、継投に踏み切ったクレイグ・カウンセル監督による「ショウタを保護するため。100%ショウタを保護するためで、彼にとって正しいことを確実に行うためだ。楽しいことではないがね」とのコメントを掲載した。