非常に強い台風21号 沖縄は高波や暴風に厳重警戒 週末にかけて西・東日本でも大雨のおそれ
非常に強い台風21号は、31日(木)は非常に強い勢力を保って沖縄の南から台湾付近に進む見込み。沖縄では高波に厳重に警戒し、暴風に警戒が必要だ。
台風21号 非常に強い勢力で北上中
非常に強い台風21号は、31日(木)午前10時には沖縄の南にあって、1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいる。中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径220キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
台風は、31日(木)は非常に強い勢力を保って沖縄の南から台湾付近に進む見込み。その後、11月1日(金)は、台湾海峡から東シナ海に進み、2日(土)には温帯低気圧に変わりそうだ。台風から変わる温帯低気圧や前線の影響で、11月1日(金)から2日(土)にかけて、東日本から西日本にかけての広い範囲で大雨となり、西日本では警報級の大雨となるおそれがある。
沖縄 高波・暴風に厳重警戒
沖縄では、31日(木)は猛烈なしけとなり、11月1日(金)にかけて大しけとなる所がある見込み。 【予想される波の高さ】 「31日(木)」沖縄 10メートル うねりを伴う 「11月1日(金)」沖縄 8メートル うねりを伴う また、沖縄では、11月1日(金)にかけて非常に強い風が吹く所がありそうだ。 【予想最大瞬間風速】 「31日(木)」沖縄 35メートル 「11月1日(金)」沖縄 35メートル
沖縄では、高波に厳重に警戒し、暴風に警戒が必要だ。台風の進路等によっては、警報級の大雨となるおそれがある。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要になる。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。