雨による中断後にレベル引き上げたルブレフが逆転勝利、ベスト16が出揃う [ATPワシントンDC/テニス]
雨による中断後にレベル引き上げたルブレフが逆転勝利、ベスト16が出揃う [ATPワシントンDC/テニス]
ATPツアー公式戦「ムバダラ・シティDCオープン」(ATP500/アメリカ・ワシントンDC/7月29日~8月4日/賞金総額227万1715ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)がルカ・バン アッシュ(フランス)に4-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめて16強入りを決めた。 ~ムバダラ・シティDCオープンで初戦を突破したトップシードのルブレフ選手~ シード勢は1回戦がBYEで免除されており、ルブレフはこの試合が初戦だった。試合は雨により第2セットの途中で中断されたが、ルブレフは再開後にレベルを引き上げた。 レシーブゲームで一度もチャンスがないまま4-4からサービスダウンを喫して第1セットを落としたルブレフは4-3で初めて掴んだブレークポイントをものにして第2セットを取り返し、第3セット2-2から相手のサービスゲームを破ったリードを最後まで守りきって1時間42分で競り勝った。 「雨による中断から戻ったあと、プレーが随分とよくなった。雨が降る前はボールを2本以上続けて入れることができていなかった。僕は至る所でミスをしていた。信じられないことだったから、心の中で笑っていたよ」とルブレフは試合後のオンコートインタビューで語った。 「雨による中断で僕はどうにか落ち着き、少し考えることができた。考え方を変えてみようと思い、最終的にうまくいった」 ルブレフは次のラウンドで、シャン・ジュンチャン(中国)が第1セット途中(シャンから3-2)で腰痛を理由に棄権したため勝ち上がった第7シードのアルトゥール・リンデルネック(フランス)と対戦する。 そのほかの試合では第2シードのベン・シェルトン(アメリカ)、第7シードのジョーダン・トンプソン(オーストラリア)、第8シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、第9シードのジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)、第10シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)、第15シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)、アレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ)、タナシ・コキナキス(オーストラリア)、予選勝者のホン・ソンチャン(韓国)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。 第3シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)がホンに2-6 4-6で、第11シードのロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)がコバチェビッチに6-7(4) 6-7(3)で、第14シードのアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)は同胞のコキナキスに4-6 6-7(4)で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。 3回戦ではシェルトンが第13シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)と、トンプソンがエムペシ ペリカールと、ダビドビッチ フォキナがコボッリと、ミケルセンがホンと、コバチェビッチが第5シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)と、コキナキスは第4シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)と顔を合わせる。
テニスマガジン編集部