<劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!>後編EDはアジカン「Re:Re:」カバー 結束バンドの“幻の3曲目”がOPに
「まんがタイムきららMAX」(芳文社)で連載中のはまじあきさんの4コママンガが原作のテレビアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の劇場総集編「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:/Re:Re:」の後編のエンディングテーマ(ED)として、青山吉能さんが演じる主人公・後藤ひとりが、バンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の名曲「Re:Re:」をカバーしていることが明らかになった。同作はテレビアニメの最終回でも、後藤ひとりによる「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の名曲「転がる岩、君に朝が降る」のカバーがEDとして流れたことも話題になった。 【写真特集】アツすぎる「アジカン」カバー 幻の3曲目も 劇場総集編がすごすぎ
劇場総集編の後編のオープニングテーマ(OP)は「結束バンド」の初ライブでの“幻の3曲目”の「ドッペルゲンガー」で、同曲のリリックビデオがYouTubeで公開された。「ドッペルゲンガー」「Re:Re:」、バンド「SICKHACK」の楽曲「ワタシダケユウレイ」が音楽配信サービスで配信をスタートした。
「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の後藤正文さんは「何かに追われるように過ごした青春の風景。前進しているのか後退しているのかも分からず、とにかく楽器とロックバンドだけが救いでした。そんな当時の僕たちと似たような思いを、彼女たちもいくらか抱えているのかもしれない。そう思って聞くと、当時の切羽詰まったような日々も無駄じゃなかったと感じて救われます」とコメントを寄せている。
「ドッペルゲンガー」の作詞を担当した樋口愛さんは「心はいつも両極端にあって、その真ん中は綱渡りみたいで。どちらかを手放してしまえば楽かもしれないけど、きっとそのどちらの心も大事なんだと思います。ぼっちちゃんが“陰キャ”だからこそ奏でられる音があって思い切れる強さがある。そういうぼっちちゃんにいつも勇気をもらっています」とコメント。
同曲の作曲を担当した飛内将大さんは「内面とそとづらに向き合い、思いを吐き出すことで自分は何者かを理解しようともがく。そうやって音楽は作るものだと、ぼっちが思い出させてくれました。何度でも心を揺さぶってくれる結束バンドに感謝しています」と話している。
「ぼっち・ざ・ろっく!」は、2018年から連載中の音楽マンガ。ギターを愛する孤独な少女・後藤ひとりが、ひょんなことから伊地知虹夏が率いる結束バンドに加入することになる……というストーリー。テレビアニメが2022年10~12月に放送され、人気を集めた。劇場総集編「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:/Re:Re:」の後編が8月9日に公開された。