【韓国ドラマ】絶対見て欲しい!笑いあり、号泣あり、のめり込む面白さ
クセになるカッコよさ。名優ユン・ゲサン史上、最高傑作かも!? '23年の隠れた超名作「誘拐の日」をご紹介。 【写真】面白い!おすすめ「韓国ドラマ」
誘拐犯と天才少女のスリリングな逃亡劇から目を離せない。
名優ユン・ゲサンの最新作が‘23年に配信されたドラマ「誘拐の日」。昨年配信されたドラマ作品では、総制作費70億円ともいわれる「ムービング」や、待望のシーズン2だった「D.P. -脱走兵追跡官-」など配信前から話題を集めた鳴り物入りの傑作が評判通りに大ヒットしましたが、「誘拐の日」は、日本ではアマプラで静かにひっそりと配信が始まったこともあり、ついつい見過ごされがちだったのです。でも、実はこれが隠れたかなりな名作。何がいいって、それこそ彼、ユン・ゲサン!
誘拐犯役のユン・ゲサン(右)と天才少女役のユナ。©ASTORY Co.,Ltd ©KT StudioGenie Co.,Ltd ©ENA
元妻ヘウン(キム・シンロク)との間に生まれた一人娘のヒエを溺愛するシングルファザーのキム・ミョンジュンというのが彼の役どころ。これまでは悪役やっても2番手やっても、でもイケメン、といういい男路線のキャラクターが多かったゲサンですが、ボサボサ頭に無精髭、緩んだフェイスラインと体つきに、人の良さだけ滲むボーッと締まりのない表情。そう、なんとも冴えない中年オヤジなキャラクター。おまけにその日の生活もギリギリという貧乏暮らし。 そんなある日、娘のヒエに難病が発覚するのですが、もちろんミョンジュンには治療費を捻出する余力も裁量もないわけでして。そんなミョンジュンに元妻のヘウン(これがなかなかのクセもの)が誘拐を持ちかけるのですね。これまで犯罪やアコギなこととは無縁の気弱で心優しいミョンジュンなのですが、娘のためにビビりながらも誘拐を決意。
元妻ヘウン役のキム・シンロク。©ASTORY Co.,Ltd ©KT StudioGenie Co.,Ltd ©ENA
で、ポイントは、誰を誘拐するのか、というところ。元妻にいわれるまま、狙った豪邸に向かったミョンジュンなのですが、なんと誘拐対象であるロヒ(ユナ)という少女が突然その家から飛び出してきてミョンジュンの車にぶつかり気絶。そのままロヒを家に連れ帰るわけなのですが、車にぶつかった衝撃からかロヒは記憶喪失に。目覚めたロヒに咄嗟に自分が父親だとごまかすミョンジュンですが、実はこのロヒ、頭が良すぎてIQが測れないほどの天才少女だったのですね。