三菱マ、子会社検査データ不正で会見(全文4)三菱伸銅の調査は年内に終了
過去何年にわたり不正が続けられてきたのかを現時点で把握しているのか
財界:『財界』の〓オオウラ 00:57:32〓と申します。竹内社長にお尋ねします。ちょっとこれは確認も交えてですが、両社の調査期間、これもだいたい1年ほどで切ってらっしゃると思うんですけど、この不正が始まった時期、例えば神戸製鋼さんでいうと過去10年なのか、30年なのかっていうところ、いろいろあったと思うんですけど、過去何年にわたってこうした不正が続けられてきたというふうに現時点で把握してらっしゃるのか。そして大まかでも結構ですが、当然、3社、少なくともあったわけですから、組織ぐるみというふうに受け止められる部分だと思うんですけど、組織ぐるみでの不正だったのか、これについてどう認識されてるのかっていうのをお教えくださいというのが1点目です。 で、もう1点目が、先ほどご自身のところに指示、報告があったときに、適切に指示ということでお話をされたということでしたけども、例えば、これも神戸製鋼さんですけど、彼らのその開示の仕方についても、過去、解決済みのものをあとから公表したことで、その公表の姿勢が疑われたということで、大きな批判を浴びた経緯もあるわけですけれども、即座に開示せよというような形にしなかったということに対する現在の心境、こちらをお聞かせいただけますでしょうか。 竹内:まず、第1問目のご質問につきましては先ほど来、申し上げておりますけれども、両社において外部の弁護士を交えました調査委員会を設置して、今まさに事実関係、ならびに原因の究明作業を行ってるところでございますんで、ちょっと事実関係につきましては、私は今、申し上げる段階にないと考えております。それとあと2番目のご質問につきましては、先ほど、小野のほうからもご説明申し上げましたけれども、いわゆる品質の問題というのはいろいろな問題があると思っています。従いまして、日々の生産販売活動の中で、お客さまと緊密に連携を取りながら、何か不具合があったら対応してるということでございますんで。で、今回、本件、2件を公表させていただきましたのは、先ほど申し上げましたとおり、公表することによってお客さまの協力を得ながら、早期に安全性の確認を行う必要があると判断したからでございます。以上のとおりでございます。 司会:それでは後方のブロックで、もうおひと方、指名させていただきたいと思います。