アンチェロッティ、大活躍の下部組織DFラウール・アセンシオについて「将来ベンチに置くかはしっかり考えなければ…」|ラ・リーガ
レアル・マドリードは4日にラ・リーガ第19節分、アウェーでのアトレティック・クルブ戦に臨む。この試合の前日会見に臨んだカルロ・アンチェロッティ監督は、ラ・リーガ3連勝の勢いのまま、バスクの雄相手にも勝ち点3を獲得する意欲を示している。 「私たちの調子は良い。このまま最高の自分たちを引き出したいと思っている。なぜならば目標は勝利であり、そのためには最高の自分たちが必要となる」 「アトレティックはとても良いプレーを見せている。激しく、規律があり、個人のクオリティーも高い。スペイン最高のチームの一つだよ」 アンチェロッティ監督はまた、前試合ヘタフェ戦(2-0)でMFジュード・ベリンガムらにPKキッカーの座を譲り、その行動が賛否両論となっているエンバペについて言及した。 「エンバペがヘタフェ戦で見せた振る舞いは、自信がないためだと捉える人もいるかもしれない。しかし私たちは、それを利他主義の振る舞いと捉えている。私たちにとってはとても大切で、大きく評価すべき行動だ」 「私たちは利他主義の振る舞いを評価している。なぜならば、彼は最も素晴らしいと言えるかもしれない才能を、チームのために使おうとしているのだから。全員が彼のことを評価をしている。才能と利他主義が共存しているならば、それは正しい道を歩んでいることを意味しているんだ」 イタリア人指揮官はその一方で、先にトップチームデビューを果たし、安定して好プレーを見せ続けているDFラウール・アセンシオにも言及。今後DFダヴィド・アラバなど負傷者たちが復帰しても、現在レギュラーとしてプレーする21歳DFをベンチに座らせることは、簡単ではないとの見解を示している。 「彼は信頼できるセンターバックであることを示した。そのポジションのプレー理解について、欠けているものは何もない。ポジショニングが素晴らしく、そのプレーは確実で、モチベーションにあふれているね」 「彼をベンチに置く日がやって来るとしたら、本当にそうするのかをしっかり考えなくてはいけないだろう」