「もう帰ろうと思いました…」浅見真紀、シーズン初勝利につながる8000点アガリは大ピンチの裏側にあった!/麻雀・Mリーグ
ギリギリの戦いだった。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」10月8日の第1試合では、赤坂ドリブンズの浅見真紀(最高位戦)が登板。嬉しい今期初勝利を飾った一方で、高打点をアガった局での心境を明かして、インタビュアーを笑わせる一幕もあった。 【映像】大ピンチから逆転の一撃!浅見真紀の価値ある満貫 自身の初戦は3着、前回登板時は4着だった。当試合は起家からU-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)、浅見、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)、セガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)の並びで開局。序盤は開幕から2連勝と波に乗る新人・竹内が攻めた。東1局で3900点(供託1000点)、東2局で2000点、東3局で満貫・8000点と3連続で加点。持ち点を3万9900点とした。 一方、初トップを狙う浅見は東4局、鳴きを重ねてピンズの染め手へと向かう瑞原に応戦した。「待ちはよくないけど、ここから降りていいことってあまりないよな」とカン3筒待ちでリーチ。次巡には、南を暗槓した。だが、新ドラは瑞原がポンをした白。リーチから一転、大ピンチを迎えたものの、後に萩原もリーチをかけた中、瑞原からアガリ牌が零れ落ち、リーチ・ドラ・裏ドラの70符3翻・8000点を成就させた。 南1局では竹内が満貫・8000点をアガるも、親番の南2局1本場、浅見は南・赤・ドラの6000点(+300点、供託2000点)を獲得して500点差でトップ目に。南2局2本場では萩原の跳満ツモを親被りしたことで2着目に後退したが、南3局では發・赤・ドラの3900点を奪取し、再び1100点差で竹内を抜いた。「全部、裏目っちゃって」「これはまずいぞって思っていたんですけど、瑞原さんに助けられました」。オーラスでは、ラス目の瑞原が萩原から2600点。試合後、会場がチームカラーに染まると、薄氷の勝利に大きく息を吐いた。 「安心しました」。今期初勝利に表情を崩した浅見は、「ずっとトップを取れなかったらどうしよう、というのがあった」「試合が進んでいくと、トップを取れずに今シーズンが終わったらどうしようって気持ちになっていっちゃう気がした」と思いを吐露。反撃の狼煙を上げた8000点をアガリについては、新ドラの白を確認した瞬間に「もう帰ろうと思いました…」とし、「アガれてラッキーでしたね」と笑顔を見せた。「個人3戦目にして、トップを取ることができました」。インタビューラストでは、ファンに「今期はチームのために、もう少しポイントをたくさん持って帰れる選手になろうという目標で打っていこうと思います」と宣言。雰囲気を和ませるチームの“母”が、今期はポイントを稼ぎまくる。 【第1試合結果】 1着 赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)4万1500点/+61.5 2着 セガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)4万100点/+20.1 3着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)3万400点/▲9.6 4着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)-1万2000点/▲72.0 ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部