仙台育英学園秀光ボーイズ、楽天カップ初出場で上部大会初勝利挙げた 準々決勝で青森山田シニアに敗れるも
◆楽天イーグルスカップ中学硬式野球大会2024 ▽1回戦 仙台育英学園秀光ボーイズ8―7上北さくらリトルシニア=6回時間切れ=(11月16日・楽天イーグルス利府球場) ▽準々決勝 青森山田リトルシニア6―1仙台育英学園秀光ボーイズ(11月17日、加美町・陶芸の里スポーツ公園野球場) 東北の中学硬式野球チームNO1を決める「楽天イーグルスカップ中学硬式野球大会2024 Supported by 長栄工業」が16日に開幕した。ボーイズからは4チームが参加。仙台育英学園秀光ボーイズ(東北中央・宮城)は初戦突破し上部大会初勝利を挙げた。宮城仙南ボーイズ(東北中央・宮城)は2戦連続コールド勝ちも準決勝でサヨナラ負けし決勝進出を逃した。寒河江ボーイズ(東北南・山形)、白河ボーイズ(東北南・福島)は初戦で敗れた。優勝は青森山田リトルシニア。 ※ ※ ※ 仙台育英学園秀光が楽天カップ初出場でうれしい初勝利を挙げた。 同点の3回から救援登板した中村が「心の準備はできていた」と冷静な投球で試合をつくると、バットでも貢献。6回1死から右翼線に二塁打。「インコースが苦手だったけど、(監督の)齋先生からさばき方を教わって、うまく打てた」とチャンスメイクすると、満塁から5番・捕手の菊田が中前に勝ち越しの2点打。「ストレートに張っていた」と読み通りの一打で流れを引き寄せた。その裏の反撃を1点でしのぐと、時間切れ決着で勝利した。 ボーイズでは2大会連続準優勝と悔しさを味わったが、選手間ミーティングで課題を分析。さらに月末は定期試験を控え、テスト勉強に追われ練習時間も限られる中、成長を見せた。 準々決勝はリトルシニアで全国優勝経験もある青森山田との甲子園常連“付属中学対決”に挑むも6回時間切れで敗戦。それでも齋夢海監督(27)は「攻撃のバリエーションは増えてきた」と評価。硬式転向2年で着実に歩みを進めている。 【仙台育英学園秀光ボーイズ・登録メンバー】※は主将 ▽2年生 ※杉崎斗俄、中村太樹、菊田球成、宗形遼馬、渡部瑛介、宮野瑛心、佐々木士紗、畠山心伴、高田一成 ▽1年生 高橋快知、浅野聖怜、八重樫嶺大、伊藤悠羽、野口真希斗、持永羽慶
報知新聞社