幕内玉鷲が日本国籍取得 モンゴル出身、角界の鉄人
大相撲で幕内優勝2度の実績がある西前頭7枚目の玉鷲(39)=本名バトジャルガル・ムンフオリギル、モンゴル出身、片男波部屋=が日本国籍を取得したことが19日付の官報で告示された。年寄名跡の襲名には日本国籍が必要で、現役引退後に親方として日本相撲協会に残る資格を得た。 【写真】「あの子、すごいな」新弟子検査から親方衆を驚かせた天才力士、どん底から這い上がった小兵の知られざる魅力と、踏み出した新天地
玉鷲は2004年初場所初土俵。強烈な突き、押しを武器に17年初場所で新関脇に昇進した。19年初場所で初優勝を果たし、22年秋場所では年6場所制となった1958年以降最年長の37歳10カ月での制覇を成し遂げた。継続中の通算連続出場は史上2位の1592回(春場所9日目現在)で「角界の鉄人」と称される。