ロシア軍、鹵獲したブラッドレー歩兵戦闘車を使い始める
ロシア軍は武装なしの救急車両として配備する可能性も
ロシア軍は、はたして数回の短い小競り合い以上の戦闘でブラッドレーを使い続けられるほどの25mm砲弾やTOWも入手したのだろうか。不明だ。 第30自動車化狙撃旅団は2000年代製のM2を武装なしの野戦救急車という用途に限定して使うことも考えられる。その場合も、同旅団の既存のBMP歩兵戦闘車よりは優れた装備になるだろう。BMPは装甲が薄く、被弾すると爆発しやすいことで悪名高いが、M2は頑丈さで有名だ。 「ブラッドレーは被弾するかもしれませんが、乗員は生き残ります」。昨年、M2の乗員として戦闘中に片足を失ったウクライナ軍将校ミコラ・メリニクはそう証言している。 ロシア側でM2に対応する車両であるBMP-2については同じことは言えない。BMP-2は、被弾すれば「乗員全員が死にます」とメリニクは話している。
David Axe