ヤクルト・川端慎吾「代打で打率3割」をもう一度 減俸2400万円でサインも〝代打の神様〟再降臨へ
〝代打の神様〟再降臨へ―。ヤクルト・川端慎吾内野手(37)が3日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、600万円減の年俸2400万円(推定)でサインした。今季は全て代打で61試合に出場。打率・224、6打点に「なかなか厳しいシーズンとなってしまった。序盤に打てなかったのが苦しかった」と振り返った。 青木宣親氏(42)が今季限りで引退し、プロ20年目の来季はチーム最年長野手として迎える。「まだまだ野球を続けたいし、本当に打つしかないので」と来季の目標を記す色紙に『打』の一文字を書いた。「とにかく練習量。若い選手たちに負けないように、自分が一番練習するんだという気持ちで」と意気込んだ。 代打で対戦する救援陣は近年、投球の高速化が進み攻略が難しくなっているが「そういう投手を打ち崩さないと意味はない」。特徴的な右脚を大きく上げるフォームも見つめ直し「できるだけそういう動作を小さく、その中でしっかり強く振れるようなフォームをつくっていきたい」と明かした。 代打でNPB歴代2位の30安打を放った2021、23年は打率3割を超え切り札となった。「もちろん3割を打ちたい。そうすれば貢献できる。代打では難しいと言われるけど、2度達成できたので」。ベテランの一打で燕を勝利に導く。(浜浦日向)