渋谷慶一郎のアンドロイドオペラを読み解く(後編)
【プロフィール】渋谷慶一郎
音楽家。1973年東京生まれ、東京藝術大学作曲科卒業。2002年に音楽レーベル ATAKを設立。作品は先鋭的な電子音楽作品からピアノソロ 、オペラ、映画音楽、サウンド・インスタレーションまで多岐にわたり、東京・パリを拠点に活動をおこなう。 数多くの映画音楽も手掛けており、2020年には草彅剛主演映画「ミッドナイトスワン」(内田英治監督)の音楽を担当。本作で第75回毎日映画コンクール音楽賞、第30回日本映画批評家大賞、映画音楽賞を受賞。2022年には映画「xxxHOLiC」(蜷川実花監督)の音楽を担当。2022年にはグッチのショートフィルム「KAGUYA BY GUCCI」の音楽を担当した。2021年には新国立劇場の委嘱新制作にてオペラ作品『Super Angels』を作曲。2022年にドバイ万博にてアンドロイド・オペラ『MIRROR』のプロトタイプを発表、2023年には70分の完全版をパリ・シャトレ座にて初演。
文・林信行 写真・新津保建秀、縣健司 編集・稲垣邦康(GQ)