“男・村田”OB村田修一氏がDeNA野手コーチに就任「シーズン最後まで戦える集団に」
DeNAは9日、来季のコーチ陣を発表した。元主砲の村田修一氏が野手コーチとして野手育成に携わる。 新たにDeNAの野手コーチに就任した球団OBの村田修一氏(43)が9日、神奈川県横須賀市内で初日を迎えた秋季指名練習に参加した。今季、チームは3位から日本シリーズを制し、26年ぶり日本一を達成。2011年以来の古巣復帰となった村田コーチは「短期決戦だけじゃなく、143試合気持ちを持ち続けて、シーズンの最後まで戦える集団になれるようにしたい」と語った。 久々に青いユニホーム姿をまとった“男・村田”の口調は熱を帯びた。後輩たちの日本一をたたえつつ「(ポストシーズンの)短期間だけで技術が上がったわけではない。体力だったのか、気持ちだったのかって言ったら一目瞭然」と精神面の充実を挙げ、「143試合そういう気持ちを持ち続けるというのはキツイと思う。でも、キツイことじゃないとリーグ優勝できない」と力説した。 巨人、ロッテで指導者を歴任。常に優勝の宿命を義務づけられた巨人時代を「チーム自体がそういう風に動くのが当たり前という中で過ごしてきた」と振り返り、「『当たり前』のレベルを上げたい」と意気込んだ。1軍帯同を基本線に2軍にも目を配りながら、打撃、内野守備など幅広く指導する。