東京で一番行列のできるパン屋さん!? あの超人気店が「小ぶりパン」で話題を独占[FRaU]
今回、平子シェフが「ダコー」で打ち出したのは、「時代の需要に応えた“都市型パン屋”」。1人分にちょうどよい食べきりサイズの小ぶりなパンを、御茶ノ水店では約50種類用意しています。 数は食べられないけどいろいろ食べたいという単身者や、せっかく店に行くからたくさん買いたいというパン好きにとってうれしいサイズ感でしょう。
さらに、ライブ感のある「エンターテイメントなベーカリーカフェ」という要素を追加。イートインスペースを構え、カウンター席からは職人が目の前でパンを焼く姿が見られます。この内装もまた、パン野さんのハートをくすぐっています。 「地層を表すかの如きテーブルを配し、パンの作業スペースをぐるりと囲むように曲線を打つイートインスペース。パン屋さんでこんなデザインは見たことがありません!パン屋さんの概念を覆す空間作りもナンバーワン。足を踏み入れた瞬間にワクワクします」 内装のオシャレ具合もまた平子さんが手掛けるお店の大きな特徴となっていますが、もちろんパンも魅力十分です。 「大前提として『美味しい』ことが人気の秘密だと思います。『ダコー』のパンもビジュアルが美し過ぎて忘れてしまいがちですが、パン生地もピカイチ。この美味しさが本来なら表にくる良さなんですが、ついビジュアルが表にきてしまい、美味しさが隠れた人気の秘密になっているのかな?と思ってしまうほどです(笑)」 パン野さんがピカイチというパン生地は歯切れがよく、水分が保たれていることでモチッとしつつ溶け感もあります。職人が「ダコー」だけの生地を追求して作り上げた賜物です。 小麦粉は国産を中心に使用し、バゲット、ブリオッシュ、クロワッサン、菓子パン、食パン、ルヴァンなど、生地の種類もバリエーションに富んでいます。発酵もまた、イースト、レーズン酵母、キタノカオリからおこしたルヴァンリキッドなど、パンによって併用しています。