10年ぶりバド高校生女王、柳井商工の宮崎友花「金メダルを取るのが夢」
パリ五輪イヤーの締めくくりに、4年後のスター候補が輝いた。バドミントン全日本総合選手権女子シングルスを初制覇した宮崎は「緊張もプレッシャーも不安もあった中で、思ったよりいいプレーができた」。初々しい言葉とは裏腹な圧勝で、10年ぶりの高校生女王となった。 【画像】まぶしい笑顔の宮崎友花 長いリーチを生かした安定の守備力で、実業団選手を前後左右に揺さぶり続けた。ライン際を巡って異例の「判定不能」で中断するトラブルにも動じず、着実に加点。最後は6連続ポイントで勝ち切った。 かつて高校生女王から五輪代表となった奥原希望(太陽ホールディングス)と山口茜(再春館製薬所)が棄権。宮崎は「チャレンジする2人がいなくなって、受け身になってしまう部分が多かった」。世界ジュニア選手権優勝、インターハイ2連覇の実力者には、悩み深いトーナメントだった。 卒業後は山口県周南市を拠点にACT SAIKYOでプレーする。ロサンゼルス五輪への新星は「金メダルを取るのが夢。まずは明日、ディズニーランドで遊ぶのが楽しみ」と、18歳の笑みを輝かせた。
中国新聞社