名探偵コナンは「交通違反常習者」!? スケボーで華麗に「公道」を滑走したら、罰金はいくらなの? 未成年なら問題ナシ? スケボーと道路交通法について解説
大人から子どもまで多くのファンがいる「名探偵コナン」。マンガやテレビアニメ、映画でいつも見事な推理を披露しています。自慢の「探偵グッズ」を使用して犯人を追い詰めるところも見どころのひとつでしょう。 その中でもスケボーに乗って犯人を追跡する姿がよく見られますが、コナンのように公道をスケボーで走ることは交通違反にならないのでしょうか。本記事ではそんな名探偵コナンのスケボーと道路交通法について解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
コナンの探偵道具のひとつ、「スケボー」
コナンの乗っているスケボーは阿笠博士の発明品のひとつで、正式名称を「ターボエンジン付きスケートボード」といいます。 このスケボーは、超高性能のソーラーボードとバッテリーが組み込まれており、昼間充電しておけば夜でも30分間は使用可能です。78キロの人が乗ってもびくともせず走れるという、コンパクトながら非常に高スペックなスケボーとなっています。 また車顔負けの速度で走ることもできるほか、映画では高層ビルの間を大ジャンプするなど現実離れしたワンシーンもみられます。
スケボーで公道を走っていいの?
コナンでおなじみのスケボーでの公道走行は、実は「道路交通法」に違反します。道路交通法では第76条に禁止行為が定められており、「交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること。」と記載されています。 つまり、コナンのように道路上で車と並走してスケボーを走らせていると、道路交通法違反として現行犯逮捕されることもあるのです。
罰金が課せられることも
もし道路交通法で逮捕されると、刑事罰の対象となります。道路交通法第119条には3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金に処するとあるので、場合によっては刑務所に収容されることもあるのです。 またスケボーの爆走によって他の車に危険を与えたり、道路上の信号や看板など付属物を壊したりした場合は道路法第101条が適用され、3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられることもあります。