拓大・不破聖衣来が2年ぶり駅伝で力走 残り600Mで抜き返す粘りで区間7位 エースが集まる5区でタスキつなぐ
「全日本大学女子駅伝」(27日、弘進ゴムアスリートパーク仙台発着=6区間38・0キロ) 拓大のエース・不破聖衣来(4年)がエース区間の各校の主力が集まる5区(9・2キロ)で2年ぶりの駅伝に出場し力走した。不破は4位でたすきを受けると、最初の1キロを3分17秒で通過。東北福祉大や名城大に抜かれたが自分のリズムを崩すことなくピッチを刻んだ。残り1キロを切るとペースを上げ、残り600メートル付近で名城大を抜き返した。区間タイムは30分21秒(速報値)で区間7位だった。 不破は個人種目では1万メートルで30分45秒21の学生記録(日本歴代3位)を持つが、故障が続き、2022年秋を最後にレースから離れていた。今年4月7日に行われた「国士舘大学競技会」の男女5000メートルに出場し、実戦復帰。9月の日本学生対校選手権では1万メートルで7位だった。 拓大は7年連続7度目の出場で、最高位は21年大会の3位。不破は1年だった21年大会で5区の区間新記録を樹立し、22年大会でも同区で区間賞を獲得した。23年大会は出場しておらず、2年ぶりの駅伝となった。 五十嵐利治監督は、大会前に「優勝を目標にやってきた。今年のチーム力は過去最高です。3区(の新井沙希)、5区のエース区間に自信を持って配置できるのが強み」と話していた。