高知県内の企業、「忘・新年会する」が8割、全国トップ…26社中25社が「労働時間にならない」
今季に忘年会や新年会を開催する予定の高知県内企業が77・78%に上り、全国トップだったことが、東京商工リサーチの調査で分かった。全国平均の59・60%を上回るだけでなく、新型コロナが5類に移行した後の前回調査結果(74・07%)も上回り、宴会文化を好む県民性が表れる結果となった。
調査は今月上旬、全国の企業を対象にアンケート調査を実施。全国では6529社、県内では36社が回答した。
県内で「実施する」と答えたのは28社。そのうち「コロナ禍前も今回も開催する」と回答した23社に開催理由(複数回答)を尋ねたところ、「従業員の親睦を図るため」が82・6%で最多。「従業員の士気向上のため」が47・8%で続いた。
また「コロナ禍前は実施していたが、今回は実施しない」と回答した5社の理由は、「開催ニーズが高くない」「参加に抵抗感を示す従業員が増えた」がそれぞれ60・0%に上った。また、「忘・新年会は労働時間か」という問いに答えた26社のうち25社が「労働時間にならない」と回答した。
高知の次に開催率の高い都道府県は、沖縄県が76・81%、宮崎県が74・42%となっていた。同社高知支店の担当者は「高知には『おきゃく文化』があり、宴会好きの県民性らしい結果だ」と分析していた。