iPhoneは「何年ごとに買い替える」のが得なのか? 常に快適で安く運用するため“売り時”を見極める
アップルケア+に入っていれば、製品の不具合による修理はもちろん、落下や、水濡れにも対応してもらえる。完全な無償修理ではないが、非常に安価で修理できるのだ。 さらに、アップルケア+の盗難・紛失プランに入っていれば、盗難に遭ったり、自らの過失で紛失してしまった場合でも非常に安い値段(サイトに例として上がっている価格で1万2900円)で新品交換を受けられる。 iPhone自体の価値は時間が経つほど下がって行くので、アップルケア+にいつまで入っているべきかという議論はあるかもしれない。自分が紛失したり、壊したりしやすいタイプかどうかでこのあたりは判断することも必要だ。
筆者はアップルケア+やアップルケアという仕組みができて以来、ずっと加入しているが、一度もiPhoneを落下させて壊したこともないし、盗難・紛失に遭ったことがないので、完全に払い損なのだが、気持ちの問題も大きい。 なお、アップルケア+に入っている間にバッテリーの最大容量(設定>バッテリー>バッテリーの状態>最大容量)が80%以下になった場合は、無償でバッテリー交換をしてもらえることも覚えておきたい。
「街のiPhone修理店」で安く修理するという選択肢もある。アップルが正規で認めていない修理店では、正規ではなくコピー部品で修理していることは知っておきたい(iPhoneは修理部品を正規サービスプロバイダーにしか提供していない)。つまり、非正規店で修理されたiPhoneは、本来のディスプレイやタッチパネル、バッテリーの性能を発揮できない。 また、非正規店で修理された形跡のあるiPhoneは、正規サービスプロバイダーで修理してもらえなくなる可能性がある。
3年以上経った古いiPhoneを、どうしても低コストで修理したい……というのであれば非正規店で直すのもいいだろう。新しいiPhoneは正規サービスプロバイダーで修理することをお勧めしたいし、そのためにアップルケア+に入っておくことのがベターだ。 ■どれほど新しい機能が必要で考える 話をシンプルにするため、アップルストアで一括で買った場合で考えたが、実際にはキャリアショップで分割で買うこともできるし、最近ではキャリア契約なしで、SIMフリー機を分割で買ったりできるので、そういう場合も考えると、事情はより複雑だ。