iPhoneは「何年ごとに買い替える」のが得なのか? 常に快適で安く運用するため“売り時”を見極める
4年前に買ったiPhone 12 Pro 256GBは、新品時の価格は11万7800円。買い取り価格は3万8000円。4年で価値は7万9800円しか下がっておらず、1年あたり1万9950円で使えている。1ヵ月あたりは1663円。 当たり前のことだが1年あたりの価格は、長期間使い続けたほうが安い。激しく円安が進んだため、予想外に差が出てしまった。 話が逸れるが今後、円高傾向になっていくと逆の現象が起こる可能性も十分あり得る。今年20万4800円で買ったiPhoneが数年後、非常に安価でしか売れないかもしれない。なにしろアメリカでのiPhoneの新品価格は変わっていないので、来年以降円高に振れると新品iPhoneの価格は下がるだろう。すると必然、中古iPhoneの価格も下がってしまう。
もちろん、どちらに振れるかはわからないが、手元の型落ちiPhoneは、高く売れるうちに売却しておいたほうがいいことは間違いない。 長く使えば、期間あたりのコストは安くなるが、当然のことながら4年間使うと4年目には3年落ちの機種を使うことになる。機能として見劣りすることも多いはずだ。キズも増えるだろうし、バッテリーの持ちも悪くなっている。最新モデルを使い続けるメリットは、お金を払うだけの価値があるものだ。
■『突然の悲劇』も考慮に入れるべき iPhoneは毎日持ち歩くものだから、壊れたり、紛失したりする可能性もある。 どれだけのコストをかけても、価値は突如ゼロになる。まして、現代はスマホなしに生活するわけにはいかないから、新しいiPhoneを購入しなければならない。かなりの出費だ。 ちなみに最初の1年は、アップルケアという保証が付いているので、製品の不具合については保証される。しかし、これは偶発的な損傷(落下や水濡れ)はカバーされない。もちろん、盗難や紛失についても同様だ。